熊谷市で不動産売買なら株式会社中央ハウジング。売却成功の3ステップのページです。

不動産売却の第1歩は、複数の不動産会社に物件の査定を依頼することから始まります。ここで大事なのが、各社から提示された査定額をどう評価するかという点。査定額はその地域の不動産相場や直近の取引実態を参考に、「同条件の物件ならこれくらいで売れるはず」という論理的で妥当な想定から導き出されています。つまり、各社から提示された査定額は多少の違いこそあれ、通常であれば誤差と言える範囲に収まっているはずです。

もしも、その額が誤差の範囲を超えた高額査定だった場合は、注意しなければなりません。その査定を出してきた業者には、「同業者を出し抜いて何としても契約を交わしたい」という意図があるからです。もし、高額査定に乗せられて契約したとしても、相場を無視した売却価格では買い手が現れず、いつまで経っても売却できないという状況に陥ってしまうかもしれません。

こうした事態を避けるためにも、売り主となる方はご自身で「同じ地域・同じ条件の物件がどの程度の金額で取引されているか」を事前に調べておくべきでしょう。地域ごとの不動産相場はいくつかの住宅情報サイトでチェックできるほか、国土交通省が発表している地価調査データでも調べられます。

「物件査定を複数の業者に依頼したら嫌がられないだろうか」と、心配される方がいます。不動産売却が初めてだとそう考えてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。むしろ、一つの業者が提示してきた査定額だけで判断するのは危険だと、どの業者も理解しています。

不動産を売却する際は、複数の業者から上がってきた査定額を比較検討し、その根拠を担当者に確認したうえで、納得のいく説明をくれた業者を選ぶようにしてください。もしも不明な点があれば、その場で担当者にたずねてみましょう。曖昧に返答したり、的確に答えられなかったりするようなら、候補から外すべきです。

もちろん、複数の不動産会社に査定を依頼するのが大事と言っても、数が多ければ良いわけではありません。10社、20社となると連絡するだけでも疲れてしまうため、ホームページなどを吟味しながら、3、4社程度に絞り込んだうえで査定を依頼するのが現実的です。

Step1でも述べた通り、高額査定が確実な売却を約束してくれる指標にはなりません。大事なのは、地域の不動産相場に照らして妥当な額かどうかです。しかし、そうすると「複数の業者に査定を依頼したものの、査定額がどこも大差ない状況になってしまった」というケースも十分あり得ます。その場合は、どうやって最終的な1社を選べば良いのでしょうか。

一つは、前述したように査定額の根拠を詳細に説明できる担当者かどうかで判断する方法です。十分な売却実績を持つ業者であり、担当者の能力も申し分なければ、「なぜその価格が妥当なのか」について、理路整然とした説明ができます。それができないようなら、査定額の根拠自体が曖昧なのかもしれません。

担当者が質問に答える姿勢も、業者選びをする際のチェックポイントです。相談者に納得してもらえるよう真摯に説明してくれる担当者なら、その業者は信頼できます。また、売却のことだけでなく、売却時に必要となる諸手続きや費用、売却後にかかる税金などについても漏らさず説明してくれる業者なら、なおおすすめです。その他、確定申告や相続などについても相談できる業者だと、安心して任せられるでしょう。